おはようございます。
第0回「プロローグ」から立て続けに投稿させていただきます、第1回は「学内団体」というテーマで書かせていただきます。
第0回を見ていない方は先にそちらからどうぞ(
第0回「プロローグ」)
さて、現在大谷大学学生会ではしばしば公認のクラブ・サークルに対して「学内団体」という呼称を用います。この学内団体とは一体何なのか、私なりに調べたり考えたことについて書いていきます。
まず、学内団体という言葉を学生会に関する前知識もなく見ればどういう意味だと捉えるでしょうか?字面だけで見れば、「学内にある団体」という意味だと思うのが普通ではないでしょうか。あるいはそこからもう少し解釈を加えて具体的に「学内関係者によって組織運営される団体」とでも言えましょうか。つまり大谷大学における学内団体はそのまま解釈すると、「大谷大学の学内関係者により組織運営される団体」となります。こういった意味で考えると、例えば大谷大学の教職員組合や、非公認でも大谷大学生だけで構成されるサークル、果ては学生会そのものも一つの「学内団体」と言えますね。
そして、上記の意味はあながち間違っていません。と、言うのも現在の学生会会則(学生会を運営していくうえでの骨子となるルール)第5章には「本会に所属する学内団体」と書いてあるからです。この「本会」とは勿論、大谷大学学生会を指します。「大谷大学学生会に所属している学内団体」があるのならば、当然「大谷大学学生会に所属していない学内団体」もあるわけで、本来の学内団体という言葉の意味は、少なくとも公認のクラブ・サークルという意味よりももっと広い意味であることが分かります。
では、上記の意味がなぜ今では専ら公認のクラブ・サークルに対して使われるようになったのか。実は上記の学生会会則の箇所について、前身である学生会規約(昭和32年4月25日制定即日施行)第5章では「学生会に所属するすべての学内団体(以下「学内団体」と呼称する)」という表記がされています。学生会規約のこの『以下「学内団体」と呼称する』以降の条文や、それ以外の細かな規則では公認のクラブ・サークルに対して「学生会に所属するすべての学内団体」とは記述せず、単に「学内団体」とだけ記述されています。
そして、昭和37年10月15日の規約改正(改正に伴い会則と呼称)により、第5章は現在の「本会に所属する学内団体」という表記になったわけですが、『以下「学内団体」と呼称する』の表記がなくなったせいで、学生会の諸規則に出てくる「学内団体」が「学生会に所属するすべての学内団体」の意味で使われているということが曖昧になってしまったのではないかと思われます。それが年月を経て、「学内団体=公認クラブ・サークル」の図式が定着したというのが私の至った結論です。
なので、私なりに学内団体について定義をさせていただきますと
1. 大学関係者により組織運営される団体のこと(例:教職員組合、学生会など)
2. 上記の意味での団体のうち、殊に公認のクラブ・サークルを指す言葉(例:華道部、卓球部など)
といった感じになります。
さて、第1回「学内団体」は以上で終了とさせていただきます。基本的に次回以降もこういう細かなことを長々と書いていく予定です。つまらない長文をご覧いただきありがとうございました。
次回第2回では「団体と機関」のテーマで書かせていただこうと思います。